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Ⅰ期治療とは

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Ⅰ期治療は必要でしょうか?(その1)
この問いは、たまに受けます。Ⅰ期治療を必要ないのではと考えられている方は、どのみちがたがたがでてくるのであれば、全部がたがたになってからやった方が良いのではないか、つまりⅡ期治療だけで良いのではないか、とお考えのようです。

しかしながら、乳歯から永久歯への交換の際には、永久歯は基本的に前方向に向けて萌出してきます。つまり、前歯部のがたがたを放置したまま側方歯交換期に入ってしまうと、歯列の不正度合いは大きくなります。歯列全体を後方に確実に移動する方法論はないため、抜歯の必要性は高まってしまいます。また、Ⅰ期治療の時期を逃してしまうと、歯の交換の順番が入れ替わってしまうことがあり、これも歯列の不正度合いを大きくさせてしまいます。
Ⅰ期治療は、そういった不正の度合いを低下させるという意味において非常に重要な治療の機会なのです。

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