TREATMENT

上顎前突(出っ歯)下顎前突(受け口)

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上顎前突(出っ歯)の矯正治療

藤沢市鵠沼海岸の歯科医院「雨宮湘南矯正歯科」は、矯正治療を専門に行なう歯科医師がさまざまな症例に対応した矯正治療をご提供しています。
こちらでは、前歯や上顎が前に出て、いわゆる「出っ歯」と呼ばれている症例「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」について、そのリスクと最適な治療法をご説明しています。

上顎前突(出っ歯)の原因とリスク

上顎前突(出っ歯)の原因とリスク

上顎前突の原因は、遺伝による先天性のものと、習慣やクセによる後天性のものに分類することができます。
先天性の原因は生まれながらに上顎全体が前方に出ていたり、下顎が上顎より極端に小さくなっていたりする状態が挙げられます。
後天性の原因としては、幼少期の指しゃぶりや舌で前歯を前方に押すクセなどが考えられます。

とくに女性やお子さまにとっては、上顎前突は外見的な問題として気にされている方は少なくありません。
もちろん見た目の印象はありますが、身体な影響も決して無視できません。
上顎前突が引き起こすリスクは、おもに次のようなものが挙げられます。

  • 前歯で食べものを咬めず、つい奥歯でばかり咀嚼するクセがついてしまう
  • お口を完全に閉じられないため口呼吸になりやすい
  • 口腔内が乾いてドライマウスになり、口臭の原因となる
  • 自浄作用のある唾液の分泌量が減って細菌が増殖し、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 免疫力を低下させるリスクが高くなる

上顎前突を治療するには

上顎前突の矯正治療はお子さまでも大人でも可能です。

上顎前突に適した治療法はいくつか考えられますので、患者さま一人ひとりの歯ならびの状態を加味して、よりよい治療法をご提案させていただきます。
選択する治療法によって、適切な開始のタイミングは異なりますが、お子さまの場合は永久歯が生え始める7歳ごろまでに診療を受けて、歯科医師によるアドバイスをもらうとよいでしょう。
上顎前突(出っ歯)でお悩みでしたら、ぜひ気兼ねなくご相談ください。

さらに抜歯する場合としない場合では治療完了後のお顔の印象が異なってきますので、それらの仕上がりの違いもご説明したうえで患者さまに最適な治療法をご提案いたします。

症例紹介

主訴:上顎前突 診断名:上顎前突 年齢:15歳
治療前1Before
治療前2Before
治療前3Before
治療後1After
治療後2After
治療後3After

術前概要

前突感が大きく、前歯部が咬合していない開口タイプである。そのため口唇閉鎖もしにくい状態である。

治療概要

上顎左右第一小臼歯抜歯後マルチブラケット装置にて治療。
治療期間:18ヶ月  治療費概算:¥800,000
副反応:装置装着初期の口内炎

術後概要

前突感は大幅に改善し、前歯部咬合も獲得できた。口唇閉鎖も良好であるため、側貌も改善。

補足

このように、術後口唇閉鎖が良好であるか否かが診断の際重要になる。上顎左右側切歯は矮小歯のため、矯正治療後当院にてラミネートべニアにて補綴処置。

主訴:上顎前突 診断名:上顎前突 年齢:17歳
治療前1Before
治療前2Before
治療前3Before
治療後1After
治療後2After
治療後3After

術前概要

前突感が大きく、下顎前歯部は上顎粘膜で咬合している過蓋咬合タイプである。

治療概要

上顎左右第一小臼歯抜歯後マルチブラケット装置にて治療。
治療期間:22ヶ月  治療費概算:¥820,000
副反応:特記事項なし

術後概要

前突感は大幅に改善し、前歯部咬合も獲得できた。側貌も改善。

補足

過蓋咬合タイプは咬み込みやすいため、適切な上下関係を構築するまでやや治療期間がかかる傾向にある。

下顎前突(受け口)の矯正治療

藤沢市鵠沼海岸の歯科医院「雨宮湘南矯正歯科」は、矯正専門の歯科医師がさまざまな症例に対応した矯正治療をご提供しています。こちらでは、下顎が前に出て、いわゆる「受け口」と呼ばれている症例「下顎前突(かがくぜんとつ)」について、そのリスクと最適な治療法をご説明しています。

下顎前突(受け口)の原因とリスク

下顎前突(受け口)の原因とリスク

下顎前突の原因は、遺伝による先天性のものと、習慣やクセによる後天性のものに分類することができます。先天的な要因としては、下顎が過度に成長していたり、上顎の成長が不足していたりといった遺伝的なものが考えられます。後天的な要因としては、顎を前に出す癖などによって、受け口になってしまうことがあります。

下顎前突は見た目の印象はもちろん、身体的な影響も決して無視できません。
下顎前突が引き起こすリスクは、おもに次のようなものが挙げられます。

  • 咬む力が弱くなる
  • サ行の発音がしづらい
  • 前歯でしっかりものが咬み切れない

下顎前突を治療するには

下顎前突の治療は、上顎前突や乱ぐい歯などの治療より、早めに開始することが大切です。具体的には、小学校低学年くらいから開始するといいでしょう。この時期であれば、顎の成長を利用して正しい歯ならびに導く治療を行うことができます。
下顎前突でお悩みでしたら、ぜひ気兼ねなくご相談ください。

お子さまのお口の中の状態や成長の度合いによっても、治療を始めるベストなタイミングは異なりますので、まずはご相談だけでも早めにお越しいただくことをおすすめします。

また、大人の方でも治療できます。

主訴:下顎前突 診断名:下顎前突 年齢:41歳
治療前1Before
治療前2Before
治療前3Before
治療後1After
治療後2After
治療後3After

術前概要

前歯部の歯ならびに起因した下顎前突かつ側方変位タイプである。

治療概要

非抜歯。マルチブラケット装置にて治療。
治療期間:24ヶ月  治療費概算:¥830,000
副反応:装置装着初期の口内炎

術後概要

良好な咬合関係を獲得。側貌、正貌ともに改善。

補足

術前の状態にあわせた補綴処置がなされていたため、咬合調整もあわせて行った。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副反応について

1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等がある場合がありますが、数日間~1週間程で慣れることがほとんどです。痛みが出た場合は、お渡しした痛み止めを服用し、様子を見ていただければ大丈夫です。

2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延びる場合もあります。

3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧な歯磨きを心がけましょう。

5. 歯を動かすことにより歯根がわずかに吸収して短くなるケースもたまにあります。

6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

7. ご希望によっては、歯の形態の修正や、咬み合わせの接触関係の微調整おすすめする場合もあります。

8. 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなりますので、保定装置は指示通りに使用しましょう。

9. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する場合もあります。

10. 加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。

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