「はたして、予防的に先回りして治療を開始するのがイイのか。」
「はたまた、いくところまでいってしまい、成長が終わってからドカっと治療するのがよいのか。」
いったいいつ始めるのがベストなのか!?
矯正治療をお子様に検討し始めたおうちの方の多くが、悩まれていることです。
矯正治療は、見えている部分の「歯」、それをたどった骨内にある「歯根」を移動することにより、その土台となっている骨の形態をも修正する治療です。そして、それらを覆っている軟組織(口唇、口輪筋、頬の筋肉など)の適応を必要とします。
ですから、「成長」は一つの大きなキーワードとなります。
小児の治療では、お口の中の成長段階で、Ⅰ期とⅡ期の2回に分けます。
一見、2回にも分けて面倒に感じるかもしれませんが、人間の体は、模型を作るようにパーツを組み立てたり、並べ替えたり、粘土で覆うように筋肉を作ったりすることはできません。
そこで、お口の中でなるべく良い環境で、良好な発育をできる状態を長くとることが大切になります。
Ⅰ期治療は、前歯部上下4本が抜け変わる頃、Ⅱ期治療は最後に抜ける乳歯の5番目が、生え変わる頃が目安です。ただ、治療の介入時期については、状況により様々で、早まることもあり、しっかり見極めることが重要です。
また、昨今行われている、幼児期の過度な早期での治療介入については、親子に様々な負担を強いるほか、その効果についてしっかり検証する必要があるでしょう。
当院では、特に小児期のアプローチを最小限の介入で、良好な成長を導き、生涯にわたって良い状態を維持できるようすすめてまいります。
時期やその方法でお悩みでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、しっかりとトレーニングを積んだ、経験豊富な矯正専門の歯科医師が丁寧に診察いたします。
スタッフ